世界最大のエレベーター?

取りあえず私が知る限り世界最大のエレベーターです。と言うかエレベーターのイメージをはるかに超えてますけどね。
これはスコットランドにあるFalkirk Wheelという船のエレベーターで、運河の高低差を解消させるためのものですが、エレベーターで解消しようというこの発想がまず凄いですよね。またその形状も動きもかなり特殊。
気になる動画やその仕組みを解説した図などを続きに置いておきます。
何はともあれまずは動画をご覧ください。
凄いですね。現実に見たら、構造的な強度を心配してしまいそうですが、圧倒的な力を感じます。
人間の力って本当に驚異だと思います。
このFalkirk Wheelは2002年5月に竣工したそうですが、1994年からの足かけ8年に渡るプロジェクトだったみたいです。
普通、運河で高低差を解消する場合は、大きなプール状のドックを作りそこに水ごと船を入れ、そこにどんどん水を入れて水位を高くし、最終的に高い方の水位と揃ったところで、高い方の運河へ出発!となります。ただしこの方式だと押し上げられる高さに限界があるみたいです。このFalkirkの場合もかつては同様の11段式のリフトでつながっていたのですが、それが1933年に壊されてしまったとのこと。
そして壊されたままになっていたのを、スペクタクルな姿として生まれ変わらようということで、ミレニアムプロジェクトの一環として、このFalkirk Wheelプロジェクトがスタートしたそうです。
公式WEBサイトによれば、1200tの鉄を使い、15,000本のボルトを全て手締めしたという何とも壮大なプロジェクト。
スペックとしては、600tの重量を35m昇降できる驚異の装置。この回転式スタイルは世界で唯一のものみたいです。
機構の内部には5つの大きな歯車が仕込まれており、それらが連動することにより狂いのない安全な動きを実現しています。その図がこちら。

もしかしたらこの歯車も世界最大かもしれませんね。これにより精度はプラスマイナス10mmだとか。
ところでちょっと気になるのがこの流線型のデザインですよね。

この青い線のところ、機能的にはきっと要らないんじゃないかと思うんですが、この部分があることによって“回転する“ことを明確に表現しています。なくなった形を想像してみると、ちょっと力強さが半減してしまうのも否めません。無駄な部分かも知れないけれど、デザイン的には非常に大切なエレメントです。”要の美”だけでなく、こうしたデザインの在り方も時に非常に重要ですね。
下にGoogle地図を貼っておくので、スコットランドに行く機会のある人は是非いってみてください。
何故か結婚式も挙げられるみたいなので、変わった結婚式を挙げたいカップルの方も候補のひとつにしてみてはどうでしょうか。
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