無料の統合オフィスソフトOpenOffice.org 3.0がリリース!
| Microsoft Officeの本命対抗馬と言えるOpenOffice.orgの3.0バージョンがリリースされていたので早速使ってみました。 Macだけじゃなく、Linux、Solaris、Windowsの各プラットフォーム版も揃ってます。 続きにレビューを書いておきます。 | ![]() |
インストールは非常に簡単。アプリケーションフォルダにOpenOffice.orgをドラッグしてコピーするだけです。
起動すると最初にOpenOfficeを使うために使用者の名前などを登録する必要があります。
登録ユーザーになるか?という質問もあり、「登録ユーザーになる」を選択するとWEBサイトが開いてたくさんの質問(英語)に答えることになります。私は律儀に答えましたよ。

画像はクリックで拡大します。
OpenOffice.orgはMicrosoft Officeのように、Word、Excelなどの個別アプリケーションに分かれていません。
従って起動するときはOpenOffice.orgをダブルクリックです。
すると起動画面が現れます。最初に起動するときには時間がかかりますが、恐らくフォントを読み込んでいるのでしょう。次からは早く起動します。

■まずはWord機能を持つ"Writer"を試してみました。

結構、というかなかなか良い感じです。IMでATOK2005を使っていると、MS Wordではちょくちょく変換が遅れることがありますが、今のところ問題ないようです。またオートコンプリート機能がないところも私にとってはポイントの高いところ。MS Wordだと箇条書きを始めると勝手に・(中黒)を付けてくれたり、勝手にインテンドするのが使いにくかったんですよね。その点、OpenOffice.orgはキータイプした通りに処理してくれるので、迷うこと無しです。
直接PDFとして保存できるのも、ちょっとしたことですが、「印刷→PDFで保存」よりも2アクションぐらい省略できて便利だと思います。
画面上部に並ぶツール類もMS Wordとほぼ一緒なので、乗り換えるのも簡単です。
ただカラー選択ツールは色の並びがゴチャゴチャすぎていただけません。
肝心なMS Wordとの互換性の問題ですが、まだ完璧とは言えないようです。
MS Wordファイルを開くのはまあ問題ないのですが、これを保存し直すとヘッダ、フッダがなくなってしまったりするので使えません。
また新しくOpenOffice.orgで作ったファイルをMS Word形式(doc形式)で保存しても、MS Wordでは文字コードの処理がうまくいかないのか、文字が?の行列になってしまいます。
"Writer"機能に関してまとめれば、肝心なWordとの互換性に問題があるので、現在ビジネス用途でWordを使っている人が乗り換えるには早いという感じですね。自宅でワープロとして使うというのであれば、充分使える域に達していると言って良いとは思います。
こちらもMS Word同様編集時の問題は殆どなさそうです。少し試しただけですが、MS Excelと同じ関数が使えるるし、ツールバーもMS Excelと変わらないので違和感なく使えます。ただセルの書式をいじるのに、書式設定ツールがあまり豊富ではないため、MS Excelで凝った表を作る人には使いづらそうです。
MS Excelとの互換性ですが、こちらは試したファイルでは問題なさそうです。既存のMS ExcelファイルをOpenOfficeで開いて保存し直しても大丈夫だし、新規でOpenOfficeで作ったファイルをMS Excel形式(xls形式)で保存しても、ちゃんとMS Excelで開けます。後は関数が対応しているかどうかが気になるくらいです。
トータルでExcelと比べてみると、使い勝手はツールの問題でExcelの方に軍配が上がります。ただ致命的な問題ではないので、MS Excelsから乗り換えるというのも充分ありな感じじゃないでしょうか。
■最後はPowerPoint機能を持つ"Impress"です。

編集機能に関して言えば、これも及第点は上げても良いでしょう。むしろ"標準"の他にアウトライン、ノート、配布資料、スライド一覧という表示形式が1クリックで切り替えでき、その切り替えの早さがMS PowerPointよりも早いということは注目できます。画像などを貼ってプレゼンすることが多い人は、この早さだけでも使う価値があるかも知れません。実際のプレゼンで使うであろうスライドショーでの表示はまあ最低限の機能が備わっている、という感じです。
MS PowerPointとの互換性についてはExcel同様、問題なさそうです。ただ100MBを超える既存のPowerPointファイルを開こうとしたら固まってしまったので、まだ大きな容量のファイルを扱う際には要注意かも。
まとめ
OpenOffice全体で見ると、これまでの資産としてあるMS Officeの書類を引き継げるか?という点では、パーフェクトとはいかないまでも、ほぼ問題ないように思えます。ただドキュメントファイルでMS Wordとの互換性が確保されていないので、完全にMS Officeを置き換えるというところには至っていないでしょう。ツールなどの充実度もまだMS Officeに一日の長があります。
ですが、数年前に試したときには殆ど使い物にならなかったことを考えれば、大きく進歩しており、正直予想以上の出来映え。使い勝手もまずまずです。ユーザが増えて、フィードバックが増えて、ユーザビリティが上がれば現状の問題も近いうちに解決するでしょう。
MS Officeがあまり好きではない私としては、近い将来にOpenOfficeに乗り換えそうな気がします。
何より無料ですしね。
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