2000tのシールドマシンをたて坑内で解体

先日、原子炉を搭載したボーリングマシンについて伝えましたが、今回は残念ながら解体されてしまうシールドマシンのお話し。
先日公開された中央環状新宿線大橋シールドトンネルのシールドマシンがたて坑内で解体されるそうです。このシールドマシン、重量は2000tもあるそうなのですが、調べてみたら建設途中で垂直移動をしていました。
工事の記録写真を載せているので、垂直移動の理由とともに、続きをどうぞ。
中央環状新宿線大橋シールドトンネルという長ったらしい名前のトンネルは、図のように上下線が地下で上下に重なった2本のトンネルになっています。

で、この2本のトンネルを掘るのに、シールドマシンを有効活用しようということで、最初に上の内回りを掘り、終点でシールドマシンを下に降ろして回転。行きと同じところまで帰りながら下段の外回りを掘削する「ジャッキダウン・Uターン方式」が用いられています。このUターン時には2000tのシールドマシンを穴の頂上から吊り下げているのですが、2000tクラスのシールドを垂直移動させるのは世界初の試みだったそうです。
そのときの写真がこちら。丁度、下の段まで下りてきたシールドマシンです。

合計14本のワイヤで吊られています。出来ればこういう一大イベントは動画を撮っておいて欲しいですね。
Youtubeにでもアップしてくれれば、きっと世界中の土木ファンがこぞって見ると思うんですが。
以下に工事が行われた平成18年からの工事の様子を写真で紹介しておきます。

平成18年2月:入口の穴です。画像をクリックすると拡大しますよ。

平成18年4月:シールドマシンを組み立てています。この組み立てに4ヶ月くらいかかってます。

平成18年11月:Uターンするたて坑から。上の穴から出てきて、下の穴へUターンするんですね。

平成20年6月:シールド内です。パネルで覆っていないこの仕上の状態の方がかっこいいですよね。

平成20年10月:到着。全行程終了です。シールドマシンの先端部はこんな風になってました。
その他の写真はリンク先の首都高のWEBサイトで見ることができます。
>>大橋シールドの掘進が完了しました@首都高速道路株式会社
>>大橋シールドトンネルの軌跡(平成18年2月~平成20年10月)@首都高速道路株式会社
>>“往復したシールド機をたて坑内で解体、首都高大橋トンネル”@ケンプラッツ
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