トップページへ

5月に読んだ本のまとめ

Sizenote -サイズノート » 02_書籍 » 5月に読んだ本のまとめ

読書メーター

自分の読書記録を公開できるWEBサービス<読書メーター>で作った2009年5月に読んだ本のまとめです。

先月読んだ本は23冊でした。

5月の読書メーター
読んだ本の数:23冊
読んだページ数:7244ページ

六枚のとんかつ (講談社文庫)六枚のとんかつ (講談社文庫)
[★★☆☆☆]再読したっておバカはおバカ。でも古藤の一見真っ当な推理とか結構好きだし、「丸ノ内線七十秒の壁」も立派な秀作ミステリ。それ以外は・・・おいておこう。まあ確かにこの作品がメフィスト賞に選ばれたことで、最も株を上げたのは「メフィスト賞」自体だろうね。他の蘇部作品も読んでみよ。
読了日:05月30日 著者:蘇部 健一

紙魚家崩壊 九つの謎 (講談社ノベルス キH- 2)紙魚家崩壊 九つの謎 (講談社ノベルス キH- 2)
[★★☆☆☆]北村さんだったので期待しすぎてしまった。けれど作者も楽しみながら書いたであろう「新釈おとぎばなし」は<カチカチ山>をミステリーにするという他では読めない異色作なので、それだけでも私には読む価値があった。他の作品では「白い朝」がいいですね。キュートです。
読了日:05月29日 著者:北村 薫

犬はどこだ (創元推理文庫)犬はどこだ (創元推理文庫)
[★★★☆☆]青春な[小市民][古典部]よりも、こちらの米澤穂信の方が好みです。ローテンポ・地味・内省的な長一郎と、ハイテンション・アクティブ・開放的なハンペーと対称的な二人なのに、両方とも調査は地道に進めていくところに、これまでの作風にない力強さを感じます。事件の結末の見届け方は相変わらずで、それが米澤作品の特徴かな。次回作で気になるのは番犬が登場するかどうか、ですね。
読了日:05月28日 著者:米澤 穂信

そして二人だけになった―Until Death Do Us Part (新潮文庫)そして二人だけになった―Until Death Do Us Part (新潮文庫)
[★★★☆☆]再読。というか多分3回目。結末からミステリ作品としての否定意見が出るのは当然だけど、恐らくそのカタストロフがこの作品の全て。勅使河原流に言えば「この本がミステリーであるかどうかは誰にも決められません」。引用が相対性理論だしね。これは森作品に通底する哲学というか、世界観の主軸のひとつだと思う。そう思いつつ読み返してみると、幕間に挿入されるインタビューの方がメインコンテンツか、とも考えられる。兎に角、森博嗣を語る上では外せない一冊。
読了日:05月27日 著者:森 博嗣

乱れからくり (角川文庫)乱れからくり (角川文庫)
[★★★★★]名作再読。泡坂作品では最も好きですね。トリックも犯人に至る道筋も、そして犯人もすごく自然で違和感がないながらも、見事などんでん返し。しかも"館もの"なので、ミステリーの王道と言えるでしょう。過去に読んだ推理小説でもTOP5に入ります。
読了日:05月25日 著者:泡坂 妻夫

安達ヶ原の鬼密室 (講談社文庫)安達ヶ原の鬼密室 (講談社文庫)
[★★☆☆☆]建物の専門家からすると、トリックの実現性が問題。だけど大仰なトリック、昔ながらの伝説的要素とそれに対する解釈は、島田荘司的で好き。サンドイッチしている2作は確かに不要。試みとして面白くはあるけど、逆にメイン作品の価値を押し下げていて、勿体ない。
読了日:05月24日 著者:歌野 晶午

スペース (創元推理文庫)スペース (創元推理文庫)
[★★★☆☆]じんわりといいですね。駒子とは別の人の物語を書きながらも、駒子と瀬尾さんのストーリーが透けて見えてくるような。「ささらさや」と「てるてるあした」でもそうでたが、ある人物を中心とした物語に、別の人の物語を絡ませることで、世界の広がり・繋がりを感じられることがとても気持ちいい。もはやミステリーの要素は殆どなくなっていますが、それも気になりません。とはいえミステリー好きの人間としては、次回作で再び謎解きを楽しみつつ、駒子/瀬尾さんの物語を読みたいと思ってしまいます。
読了日:05月22日 著者:加納 朋子

エデンの命題 The Proposition of Eden (カッパノベルス)エデンの命題 The Proposition of Eden (カッパノベルス)
[★★★★☆]さすが島田荘司というストーリーテリング。ネタの見せ方が非常に巧い。フィクションと分かっていても引き込まれるリアリティは、裏付けとなる情報量の賜か。時代の先端科学を扱ったミステリーは、消化しきれていない感じや無理矢理感を感じたり、そのネタに負けているなと感じることも多いが、そういう違和感も感じさせない。ほんとこの人の旺盛な知識欲と表現力は底知れない。
読了日:05月20日 著者:島田 荘司

てとろどときしん―大阪府警・捜査一課事件報告書 (講談社文庫)てとろどときしん―大阪府警・捜査一課事件報告書 (講談社文庫)
[★★★☆☆]「燻り」では黒川さんのスタイルは短編集に向いてない、と言いましたが、撤回します。「燻り」とは違って事件やトリックがきっちり練られているので、名物黒マメコンビのボケ-ツッコミと相俟って、格段に面白い作品でした。著者が後書きでも書いていますが、これ以降からあまりトリックにはこだわらなくなっていったようですね。
読了日:05月19日 著者:黒川 博行

インディゴの夜 (創元推理文庫)インディゴの夜 (創元推理文庫)
[★★☆☆☆]初加藤実秋。IWGPと比べられてしまうのは仕方のないところだけど、IWGPと比べたら圧倒的にIWGP。文体、社会性、キャラの厚みなどどこを比べても負けてしまう。作者がこれからどうやって独自性を出していくのか、これからに期待。
読了日:05月18日 著者:

燻り (講談社文庫)燻り (講談社文庫)
[★☆☆☆☆]う〜ん、黒川さんの事実だけを淡々と描写していくスタイルは短編には向かないですね。短編だと単なる事件レポに近い。事件自体が面白い「迷い骨」は面白かったですけど。
読了日:05月17日 著者:黒川 博行

ブレイブ・ストーリー (中) (角川文庫)ブレイブ・ストーリー (中) (角川文庫)
[★★★☆☆]仲間が増える。ダンジョンに潜る。宝を集める。まさしくファンタジーの王道ですが、父親殺しにはちょっとびっくり。ところどころ問題が未解決のままにされて、(恐らく)後に解決されるだろうな、という構成がミステリー的。現実と同質の社会問題を、違和感なくファンタジーの世界に組み込んでいるあたりも、並のファンタジーじゃないですね。
読了日:05月16日 著者:宮部 みゆき

ブレイブ・ストーリー (下) (角川文庫)ブレイブ・ストーリー (下) (角川文庫)
[★★★★☆]中巻で張った伏線を次々に回収しつつ、ラストへ向けて、1つずつテーマをクリアさせていく緻密な構成がすごい。宮部みゆき、ゲーム脚本家もいけるんじゃないか、と思ったのは私だけではないはず。複数のテーマが凝縮した作品なので、映画よりもゲーム向きじゃないかな。テーマがダークという意見もあるようだけど、今どきの小学校高学年くらいなら、ちょうど良いと思う。それにしてもカッツ、格好良いね。ベルク・カッツェから名前をもらったと邪推してみた。
読了日:05月15日 著者:宮部 みゆき

ブレイブ・ストーリー (上) (角川文庫)ブレイブ・ストーリー (上) (角川文庫)
[★★☆☆☆]現実世界の物語があったのですね。この現実世界のストーリーがあるから、ファンタジーの世界にある種の説得力というか、厚み、重みや主人公の必死さが出てきている。このアプローチはエンデの名作「果てしない物語」と同じだけど、読みやすさと現実世界のストーリーで考えると「ブレイブ・ストーリー」の方が好きかな。
読了日:05月12日 著者:宮部 みゆき

山伏地蔵坊の放浪 (創元推理文庫)山伏地蔵坊の放浪 (創元推理文庫)
[★★★☆☆]さすが有栖川という感じの完成度の高いミステリ短編集。短編ミステリの場合、短さゆえに可能性を絞り込ませるのが難しいのだけれど、どの作品もうまいことデータが積み上げられて、犯人当てに至っています。有栖川作品はロジックの完成度が高いので安心して読めますね。論文並みの解説もミステリ好きには見逃せない。
読了日:05月08日 著者:有栖川 有栖

夏期限定トロピカルパフェ事件 (創元推理文庫)夏期限定トロピカルパフェ事件 (創元推理文庫)
[★★★☆☆]いいですね。甘かった春期から、少しく苦くなってますます青春!って感じです。古典部シリーズよりも、青臭くって好感が持てます。この微妙な距離感は誰しも身に覚えがあるよね。続きも気になりますが、やっぱり二人の出会いや前日譚の方が気になる。作品化されないかな。
読了日:05月06日 著者:米澤 穂信

百万の手 (創元推理文庫)百万の手 (創元推理文庫)
[★★☆☆☆]初畠中恵。大風呂敷を広げすぎた感じはしますが、チャレンジングで嫌いではないです。謎解きよりもテーマそのもの、主人公の成長、冒険譚としての色が濃くて面白いので、ミステリーにしなくても良かったかと思います。今度は時代ものも読んでみます。
読了日:05月05日 著者:畠中 恵

GREEN―農家のヨメになりたい (3) (講談社コミックスキス (337巻))GREEN―農家のヨメになりたい (3) (講談社コミックスキス (337巻))
[★★★☆☆]キャラの濃い農村だ。
読了日:05月04日 著者:二ノ宮 知子

GREEN―農家のヨメになりたい (4) (講談社コミックスキス (349巻))GREEN―農家のヨメになりたい (4) (講談社コミックスキス (349巻))
[★★☆☆☆]オゲレツに終わった...。キレイに終わらせても良かったと思う。ま、らしくて良いか。
読了日:05月04日 著者:二ノ宮 知子

GREEN―農家のヨメになりたい (1) (講談社コミックスキス (263巻))GREEN―農家のヨメになりたい (1) (講談社コミックスキス (263巻))
[★★☆☆☆]おたんこナースに近い。わこの友達たちはそれで終わり?
読了日:05月04日 著者:二ノ宮 知子

GREEN―農家のヨメになりたい (2) (講談社コミックスキス (304巻))GREEN―農家のヨメになりたい (2) (講談社コミックスキス (304巻))
[★★★☆☆]だんだんはまる。現実の農村イメージを少し変える。少しね。
読了日:05月03日 著者:二ノ宮 知子

透明人間の納屋 (講談社ノベルス シC- 26)透明人間の納屋 (講談社ノベルス シC- 26)
[★★★☆☆]改めて思う、島田荘司の巧さ。このネタとトリックで、ミステリー以上のきっちりと読ませる本として成立させてしまっている。時事問題を取り込みつつ、質の高いミステリーに仕上げられる人は、島田荘司以外に現在いない。
読了日:05月03日 著者:島田 荘司

ニッポン硬貨の謎 エラリー・クイーン最後の事件 (創元推理文庫)ニッポン硬貨の謎 エラリー・クイーン最後の事件 (創元推理文庫)
[★★★☆☆]作者が楽しみながら書いたことがよく分かる、非常にクオリティの高い"同人小説"。なので、北村薫好きよりも、クイーン好き向け。北村作品として期待すると肩すかしなので要注意です。それでも充分面白いので、この路線もありなんじゃないかと思います。それと無性にクイーンの国名シリーズを読み返そうか、という気になる作品です。
読了日:05月02日 著者:北村 薫

読書メーター

« 前の記事へ

次の記事へ »

トップページへ