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脳男/首藤瓜於 ミニレビュー

Sizenote -サイズノート » 02_書籍 » 脳男/首藤瓜於 ミニレビュー

痛みを手放さないこと。分散させず、一本の糸のように撚り合わせること。

再読。この手の作品はミステリーとしてどうこうと言うより、人物とその描写に負うところが大きいと思います。そしてこの作品が描く"主人公"鈴木の謎と特質、生い立ちは充分に魅力的。

特に自らの物理的身体の境界を、痛覚によって探索するくだりなどは、テキストならではの表現性、想像力を発揮した名シーンだと思います。

鈴木とその過去を追う真梨子の物語は「羊たちの沈黙」のレクター博士とクラリスが探り合う心理的精神的な旅を想起させ、緊張感が知的好奇心を刺激してページを繰る手を止められない作品。

評価<spacerspacerspacerspacerspacer

>>首藤瓜於@Amazon

4062738376

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