Sizenoteでタグ 加納朋子が指定されているエントリー:13

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モノレールねこ/加納朋子 ミニレビュー

バ、バルタン〜!(>_<)。 完全に「バルタン最期の日」にもっていかれました。

加納朋子さん得意の日常の謎の風味は薄いですが、「てるてるあした」でもそうだったように、"謎"から離れて"不思議"の方へシフトした方が持ち味が出てると思います。

それにしてもあのマッチ棒のような眼をしたザリガニが語るとは...。カカシが喋るよりもインパクト大きいかも。
昔バケツで飼ってたザリガニを思い出しました。この作品を読んだ後に飼ったら絶対、飼い方が変わる!

その他では「モノレールねこ」と「シンデレラのお城」が好きですね。

そうそう、「モノレールねこ」はペットを介した手紙のやり取りというお話ですが、確か同様の実話があったはずです。
動物がネコだったか犬だったかは忘れちゃいましたが。

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スペース/加納朋子 ミニレビュー

じんわりといいですね。

駒子とは別の人の物語を書きながらも、駒子と瀬尾さんのストーリーが透けて見えてくるような。

「ささらさや」と「てるてるあした」でもそうでたが、ある人物を中心とした物語に、別の人の物語を絡ませることで、世界の広がり・繋がりを感じられることがとても気持ちいい。

もはやミステリーの要素は殆どなくなっていますが、それも気になりません。
とはいえミステリー好きの人間としては、次回作で再び謎解きを楽しみつつ、駒子/瀬尾さんの物語を読みたいと思ってしまいます。

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>>加納朋子@Amazon

4488426042

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コッペリア/加納朋子 ミニレビュー

加納朋子、新境地。

倒錯ものを扱ったミステリーでは、倒錯した心理をうまく描いた作品はほとんどないと思ってますが、これは結構ハイレベル。
分からないけど、分かるようなボーダーラインぎりぎりの微妙な心理描写が巧みです。

それと登場人物のネーミングが抜群にうまいですね。

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コッペリア (講談社文庫)

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レインレイン・ボウ/加納朋子 ミニレビュー

ソフトボール部のかつてのチームメイトたちが、短編ごとに次々とヒロイン役をバトンタッチしていく珍しい構成の短編集。

それぞれの短編は、水たまりに落ちた水滴から広がる波紋のように、影響し合い、全体として大きなひとつの物語が形作られています。
各話では、各人物の個性が丁寧に描かれつつ、タイプの違う事件が起きるため、バリエーションに富んだミステリーが楽しめるようにもなっていて、1粒で何度もおいしい作品。

短編集という形式の頂点の1つとして、お薦めです。

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レインレイン・ボウ (集英社文庫)

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螺旋階段のアリス/加納朋子 ミニレビュー

日常の謎を扱った短編集だけど、謎の向こう側にある人間の欲望や情念に著者のテーマが感じられる。

ヒロインが全く登場しない最後の短編などは、登場しないからこそ、ヒロインについて考えさせられる面白い作品。

謎解き要素は少ないものの、脱サラした私立探偵という風変わりな主人公が楽しい、身近な探偵ものになっています。

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螺旋階段のアリス 文春文庫 (文春文庫)

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沙羅は和子の名を呼ぶ/加納朋子 ミニレビュー

日常の謎から"異世界"へと踏み込んだ加納朋子のターニングポイント。

ここから「ささら、さや」へと繋がっていくんですね。異世界への第一歩としても完成度が高い。

"いない人"への思いが切なさを感じるけど、それを包み込む温かさがあって、ふんわりとした気分になれる。

冬にお薦めしたい本。

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沙羅は和子の名を呼ぶ (集英社文庫)

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: 紙魚家崩壊/北村薫 ミニレビュー
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てるてるあした/加納朋子 レビュー


そのしなびた手の上に、私はおずおずと自分の手のひらを重ねた。

ここのところたて続けに加納朋子を呼んでいましたが、本当に加納朋子作品の魅力を発揮していると感じたのがこの1冊です。

もちろんデビュー作の「ななつのこ」をはじめ、その他の作品も"加納朋子"ワールドに浸れる珠玉の数々ですが、とりわけ「てるてるあした」の中のひとつひとつの出来事が織りなす日常的世界が、小さく強く光っているような感じがします。

てるてるあした (幻冬舎文庫)

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いちばん初めにあった海/加納朋子 ミニレビュー

二人の女性の短編2つが組み合わせられた作品。 表題作の「いちばん初めにあった海」は大島弓子の漫画作品に近いものを感じる。

両作品に登場する人物が出てくるけど、それぞれ完全に独立していて、併せてひとつというものでもない。そういう意味ではこれまでの短編集とは違った構成。

それでも加納朋子は加納朋子、各登場人物へのまなざしや、海や樹木と言ったモチーフに込められた生命観が心地よい。

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いちばん初めにあった海 (角川文庫)

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ガラスの麒麟/加納朋子 ミニレビュー

いなくなった少女と、ここに生きる女性の物語。

著者の作品としては、初めて殺人を扱った作品かと思われる。短編はシンプルで説得力もあり、流石。

だが最終章で語られる少女と女性の物語は幾重もの半透明なオブラートにくるまれた感があり、半ば幻想か神話を読まされるかのような曖昧さが残る。特に少女と犯人、女性と犯人の物語が描かれていないことがその最大の理由だが、その物語こそがこの事件の"核"となった部分のはず。その物語を描ききればもうひとつ上の作品になったと思うと、残念な作品と言わざるをえない。

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ガラスの麒麟 (講談社文庫)

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魔法飛行/加納朋子 ミニレビュー

「ななつのこ」同様、短編とそれらをまとめる最終章という構成だけど、全編をまとめあげるという意味ではこちらの方がよく出来てるかな。今回は全編に渡って"手紙"というスタイルで、ヒロインと"探偵さん"の関係がより濃く滲み出してる感じ。

表題作の「魔法飛行」を含め、作品全体を貫いているメッセージにとても夢があり、「ななつのこ」とはまた違う魅力になっている。

有栖川有栖の解説も、当を得ていて、これ以上ない解説かも。

「ななつのこ」未読の人には大きなネタバレがあるので、間違っても「魔法飛行」から読まないように。

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魔法飛行 (創元推理文庫)

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ななつのこ/加納朋子 ミニレビュー

確かに、北村薫の「円紫さんと私」シリーズを彷彿とさせますね。

特に何気なく語られる家族のエピソードや、ヒロインの他愛もない空想などサブストーリーの雰囲気がよく似ていて、どちらも家庭料理の隠し味的な魅力となっています。「円紫さんと私」に比べると、時代が下ったのと、文学的蘊蓄が少ないので、より万人に愛されそうな感じ。

続きものの、「魔法飛行」も楽しみですね。

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ななつのこ (創元推理文庫)

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ささらさや/加納朋子ミニレビュー

綿菓子のように柔らかで繊細で儚げな女性がヒロインの短編集。

これまで読んできた本の登場人物の中でも1、2を争うほどか弱く内気で弱気なヒロインが、自らの世界を手探りで広げていく姿勢に小さな声で応援したくなるようなパステルカラーの作品。

加納朋子の世界には、小春日和のような独特の色彩感覚がありますね。

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ささらさや (幻冬舎文庫)

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掌の中の小鳥/加納朋子 ミニレビュー

謎のひとつひとつに緻密に伏線が張られていて、無駄がない。それでいて物語には鮮やかな彩りがあって、幸せな気分になれる。

珠玉という言葉が似合う水晶のような作品。

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掌の中の小鳥 (創元推理文庫)

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