Sizenoteでタグ 日常の謎が指定されているエントリー:21

フィードリーダーを利用して検索結果を購読し、今後投稿されるエントリーでタグ「日常の謎」が指定されているものにアクセスできます。

フィードを取得 フィードを取得

切れない糸/坂木司 ミニレビュー

汚れやほつれは、服のどこにあるかわからない。

クリーニング屋さんに歯医者さんと、坂木司はその目の付け所がうまい。
確かにお客相手の仕事だとたまに謎のような事態に出くわすこともあり、それが自然とミステリーに仕立てられている感じとでも言おうか。

各話のテーマや結末の方向性など坂木作品には独特な渋さと後味の良さがあり、この作品でも充分に発揮されている。
でもそれ以上にこの作品から感じるのは、"仕事"へ向かう姿勢の大切さだ。

「汚れやほつれは、服のどこにあるかわからない」というのは服だけに限られた話ではないわけで、例えば「服」を「住宅」に置き換えても成立する。
自分が扱う商品が、自分の手だけで成り立つ職業でなければ、凡そどの職業にも当てはまる話し。

また商品だけでなく、登場人物たちが見せるお客への対応などを読んでも、著者が注意深く言葉を選んでいることがわかる。

坂木司という作家が持つそうした職業意識への敬意が感じられ、改めて自らの職業意識を再考させる一冊でもある。

評価<spacerspacerspacerspacerspacer

>>坂木司@Amazon

4488457045

: : : :
: 配達あかずきん/大崎梢 ミニレビュー
: モノレールねこ/加納朋子 ミニレビュー
: 春期限定いちごタルト事件/米澤穂信 ミニレビュー

配達あかずきん/大崎梢 ミニレビュー

本屋の謎は本屋が解かなきゃ

初大崎梢。
って言うかこの本を買うまでまるっきり知らない作家さんでした。

本屋さんというミステリ界にはエアポケットな舞台。本好きの自分には面白くないわけがない、という気持ちで読み始めましたが、色んな意味で匙加減がいい。

説明過ぎず、踏み込みすぎず、リアル過ぎず。メインキャラの描写が浅い気がするけど、それもそれほど気にならない。

箱庭の中の本屋さんみたいな微笑ましさがありますね。

それと各編のタイトルも含めて本の名前が絶妙です。「配達あかずきん」何て見つけた日には手に取らずはいられません。

二作目の文庫本化が待ち遠しいです。

評価<spacerspacerspacerspacerspacer

>>大崎梢@Amazon

4488487017

: : : :
: 切れない糸/坂木司 ミニレビュー
: モノレールねこ/加納朋子 ミニレビュー
: 春期限定いちごタルト事件/米澤穂信 ミニレビュー

秋期限定栗きんとん事件[下]/米澤穂信 ミニレビュー

今回は小佐内さんを応援しました(喜)。

小鳩君は人間失格だけどおあいこだったし、結果的にはみんなのためになることをしているので、性格さえ直れば...。

それにしてもこのスカッとしない気分は何でしょう?好感の抱ける登場人物が殆ど出てこないし。

このシリーズ最大の謎はやっぱり主役二人のキャラクターですよね。期待の冬期は残り短い高校生活を考えても、"二人の出会いと卒業"になるんじゃないかと思いますけどどうでしょう。

ちなみに個人的には小佐内さんと小鳩君のタッグよりも、小佐内VS小鳩の陰惨たる泥仕合を見てみたい。

評価<spacerspacerspacerspacerspacer

>>>>米澤穂信@Amazon

4488451063

: : :
: 秋期限定栗きんとん事件[上]/米澤穂信 ミニレビュー
: 夏期限定トロピカルパフェ事件/米澤穂信 ミニレビュー
: さよなら妖精/米澤穂信 ミニレビュー

秋期限定栗きんとん事件[上]/米澤穂信 ミニレビュー

登場人物が増えたけど、その登場人物全員がやっぱり裏に何かを隠してるっぽい(笑)。

さらりとした日々の文章の裏ではかなりどろどろしたパワーゲームが行われているような気がしてなりません。
下巻はカタルシスの予感がします。

それにしても小鳩ちゃん、乗降客推理するのに14ページも使うなんて、ちょっと回転が鈍くなったんじゃないかい。

評価<spacerspacerspacerspacerspacer

>>>>米澤穂信@Amazon

4488451055

: : :
: 秋期限定栗きんとん事件[下]/米澤穂信 ミニレビュー
: 夏期限定トロピカルパフェ事件/米澤穂信 ミニレビュー
: さよなら妖精/米澤穂信 ミニレビュー

モノレールねこ/加納朋子 ミニレビュー

バ、バルタン〜!(>_<)。 完全に「バルタン最期の日」にもっていかれました。

加納朋子さん得意の日常の謎の風味は薄いですが、「てるてるあした」でもそうだったように、"謎"から離れて"不思議"の方へシフトした方が持ち味が出てると思います。

それにしてもあのマッチ棒のような眼をしたザリガニが語るとは...。カカシが喋るよりもインパクト大きいかも。
昔バケツで飼ってたザリガニを思い出しました。この作品を読んだ後に飼ったら絶対、飼い方が変わる!

その他では「モノレールねこ」と「シンデレラのお城」が好きですね。

そうそう、「モノレールねこ」はペットを介した手紙のやり取りというお話ですが、確か同様の実話があったはずです。
動物がネコだったか犬だったかは忘れちゃいましたが。

評価<spacerspacerspacerspacerspacer

>>加納朋子@Amazon

4167673037

: : : :
: 魔法飛行/加納朋子 ミニレビュー
: ななつのこ/加納朋子 ミニレビュー
: ささらさや/加納朋子ミニレビュー

夏期限定トロピカルパフェ事件/米澤穂信 ミニレビュー

いいですね。甘かった春期から、少しく苦くなってますます青春!って感じです。 古典部シリーズよりも、青臭くって好感が持てます。

この微妙な距離感は誰しも身に覚えがあるよね。

続きも気になりますが、やっぱり二人の出会いや前日譚の方が気になる。作品化されないかな。

評価<spacerspacerspacerspacerspacer

>>>>米澤穂信@Amazon

4488451020

: : :
: 秋期限定栗きんとん事件[下]/米澤穂信 ミニレビュー
: 秋期限定栗きんとん事件[上]/米澤穂信 ミニレビュー
: さよなら妖精/米澤穂信 ミニレビュー

さよなら妖精/米澤穂信 ミニレビュー

回想シーンはマーヤという異邦人を絡めた高校生の日常譚として、楽しめる。

が、マーヤ自身の謎、主人公の憧憬などトータルで見ると作者のマスターベーション的作品に感じる。
そこが青春ミステリたる所以だと言われてしまえば、それまでだけど。

ただこの作者にはますます興味が出てきました。

評価<spacerspacerspacerspacerspacer

>>>>米澤穂信@Amazon

4488451039

: : :
: 秋期限定栗きんとん事件[下]/米澤穂信 ミニレビュー
: 秋期限定栗きんとん事件[上]/米澤穂信 ミニレビュー
: 夏期限定トロピカルパフェ事件/米澤穂信 ミニレビュー

春期限定いちごタルト事件/米澤穂信 ミニレビュー

一番の謎は小佐内さんと小鳩くんの関係ですね。

各作品の謎解きよりも、よっぽどこの二人の前日譚の方が気になります。

ミステリと2人の日常がほどよくミックスされていて次作も気になりますが、タイトルがちょっと甘過ぎて購入するのが恥ずかしい。

評価<spacerspacerspacerspacerspacer

>>米澤穂信@Amazon

4488451012

: : : :
: 切れない糸/坂木司 ミニレビュー
: 配達あかずきん/大崎梢 ミニレビュー
: 秋期限定栗きんとん事件[下]/米澤穂信 ミニレビュー

シンデレラ・ティース/坂木司 ミニレビュー

坂木司は女性か?と思わせるような、女子大生の日常と感情描写が楽しい一冊。

ひきこもり探偵シリーズに続き、今回も日常の謎(というか歯科患者の謎)を追っています。

歯医者さんの世界が丁寧に書かれているので、ヒロイン同様、自分も歯医者嫌いが直りそうな気がしてくるので、歯医者嫌いの人に是非お勧めしたい作品。

続きで少し"日常の謎"系ミステリー絡みで、坂木司作品を考えてみつつ、お薦めの"日常の謎"作品を集めてみました。

評価<spacerspacerspacerspacerspacer

>>坂木司@Amazon

4334745717

>>続きを読む "シンデレラ・ティース/坂木司 ミニレビュー"
: : : :
: 切れない糸/坂木司 ミニレビュー
: 配達あかずきん/大崎梢 ミニレビュー
: モノレールねこ/加納朋子 ミニレビュー

愚者のエンドロール/米澤穂信 ミニレビュー

誰よりもまずは入須先輩に拍手。結局みんなこの人の手の上。

ミステリとしての完成度はいまいちだけど、深く考えずにストーリー展開と会話をサクサク読んだ方が楽しめる。

評価<spacerspacerspacerspacerspacer

>>>>米澤穂信@Amazon

404427102X

: : :
: 秋期限定栗きんとん事件[下]/米澤穂信 ミニレビュー
: 秋期限定栗きんとん事件[上]/米澤穂信 ミニレビュー
: 夏期限定トロピカルパフェ事件/米澤穂信 ミニレビュー

氷菓/米澤穂信 ミニレビュー

謎が簡単なので本格推理を期待してはいけないけれども、強引に謎にしてしまう点はちょっと面白い。 遠く離れた旅路途上の姉からの手紙という展開も秀逸。

デビュー作というとことを考えると、その後に発表された作品も期待して読んでみる気になる。

評価<spacerspacerspacerspacerspacer

>>>>米澤穂信@Amazon

4044271011

: : :
: 秋期限定栗きんとん事件[下]/米澤穂信 ミニレビュー
: 秋期限定栗きんとん事件[上]/米澤穂信 ミニレビュー
: 夏期限定トロピカルパフェ事件/米澤穂信 ミニレビュー

レインレイン・ボウ/加納朋子 ミニレビュー

ソフトボール部のかつてのチームメイトたちが、短編ごとに次々とヒロイン役をバトンタッチしていく珍しい構成の短編集。

それぞれの短編は、水たまりに落ちた水滴から広がる波紋のように、影響し合い、全体として大きなひとつの物語が形作られています。
各話では、各人物の個性が丁寧に描かれつつ、タイプの違う事件が起きるため、バリエーションに富んだミステリーが楽しめるようにもなっていて、1粒で何度もおいしい作品。

短編集という形式の頂点の1つとして、お薦めです。

評価<spacerspacerspacerspacerspacer

>>加納朋子@Amazon

レインレイン・ボウ (集英社文庫)

: : :
: モノレールねこ/加納朋子 ミニレビュー
: 螺旋階段のアリス/加納朋子 ミニレビュー
: いちばん初めにあった海/加納朋子 ミニレビュー

螺旋階段のアリス/加納朋子 ミニレビュー

日常の謎を扱った短編集だけど、謎の向こう側にある人間の欲望や情念に著者のテーマが感じられる。

ヒロインが全く登場しない最後の短編などは、登場しないからこそ、ヒロインについて考えさせられる面白い作品。

謎解き要素は少ないものの、脱サラした私立探偵という風変わりな主人公が楽しい、身近な探偵ものになっています。

評価<spacerspacerspacerspacerspacer

>>加納朋子@Amazon

螺旋階段のアリス 文春文庫 (文春文庫)

: : :
: モノレールねこ/加納朋子 ミニレビュー
: レインレイン・ボウ/加納朋子 ミニレビュー
: いちばん初めにあった海/加納朋子 ミニレビュー

いちばん初めにあった海/加納朋子 ミニレビュー

二人の女性の短編2つが組み合わせられた作品。 表題作の「いちばん初めにあった海」は大島弓子の漫画作品に近いものを感じる。

両作品に登場する人物が出てくるけど、それぞれ完全に独立していて、併せてひとつというものでもない。そういう意味ではこれまでの短編集とは違った構成。

それでも加納朋子は加納朋子、各登場人物へのまなざしや、海や樹木と言ったモチーフに込められた生命観が心地よい。

評価<spacerspacerspacerspacerspacer

>>加納朋子@Amazon

いちばん初めにあった海 (角川文庫)

: : :
: モノレールねこ/加納朋子 ミニレビュー
: レインレイン・ボウ/加納朋子 ミニレビュー
: 螺旋階段のアリス/加納朋子 ミニレビュー

魔法飛行/加納朋子 ミニレビュー

「ななつのこ」同様、短編とそれらをまとめる最終章という構成だけど、全編をまとめあげるという意味ではこちらの方がよく出来てるかな。今回は全編に渡って"手紙"というスタイルで、ヒロインと"探偵さん"の関係がより濃く滲み出してる感じ。

表題作の「魔法飛行」を含め、作品全体を貫いているメッセージにとても夢があり、「ななつのこ」とはまた違う魅力になっている。

有栖川有栖の解説も、当を得ていて、これ以上ない解説かも。

「ななつのこ」未読の人には大きなネタバレがあるので、間違っても「魔法飛行」から読まないように。

評価<spacerspacerspacerspacerspacer

>>加納朋子@Amazon

魔法飛行 (創元推理文庫)

: : : :
: モノレールねこ/加納朋子 ミニレビュー
: ななつのこ/加納朋子 ミニレビュー
: ささらさや/加納朋子ミニレビュー

ななつのこ/加納朋子 ミニレビュー

確かに、北村薫の「円紫さんと私」シリーズを彷彿とさせますね。

特に何気なく語られる家族のエピソードや、ヒロインの他愛もない空想などサブストーリーの雰囲気がよく似ていて、どちらも家庭料理の隠し味的な魅力となっています。「円紫さんと私」に比べると、時代が下ったのと、文学的蘊蓄が少ないので、より万人に愛されそうな感じ。

続きものの、「魔法飛行」も楽しみですね。

評価<spacerspacerspacerspacerspacer

>>加納朋子@Amazon

ななつのこ (創元推理文庫)

: : : :
: モノレールねこ/加納朋子 ミニレビュー
: 魔法飛行/加納朋子 ミニレビュー
: ささらさや/加納朋子ミニレビュー

ささらさや/加納朋子ミニレビュー

綿菓子のように柔らかで繊細で儚げな女性がヒロインの短編集。

これまで読んできた本の登場人物の中でも1、2を争うほどか弱く内気で弱気なヒロインが、自らの世界を手探りで広げていく姿勢に小さな声で応援したくなるようなパステルカラーの作品。

加納朋子の世界には、小春日和のような独特の色彩感覚がありますね。

評価<spacerspacerspacerspacerspacer

>>加納朋子@Amazon

ささらさや (幻冬舎文庫)

: : : :
: モノレールねこ/加納朋子 ミニレビュー
: 魔法飛行/加納朋子 ミニレビュー
: ななつのこ/加納朋子 ミニレビュー

掌の中の小鳥/加納朋子 ミニレビュー

謎のひとつひとつに緻密に伏線が張られていて、無駄がない。それでいて物語には鮮やかな彩りがあって、幸せな気分になれる。

珠玉という言葉が似合う水晶のような作品。

評価<spacerspacerspacerspacerspacer

>>加納朋子@Amazon

掌の中の小鳥 (創元推理文庫)

: : :
: モノレールねこ/加納朋子 ミニレビュー
: 魔法飛行/加納朋子 ミニレビュー
: ななつのこ/加納朋子 ミニレビュー

ぼくのミステリな日常/若竹七海レビュー

それで、読んでいるうちに、おかしなことに気づいたんです。

初めて読んだ若竹七海作品です。

"デビュー作が代表作"と言われることがままありますが、この作品もそんな一作ではないかと思える逸品でした。

非常に特徴的な構成のミステリなのですが、詳細を続きに書いておきます。

ぼくのミステリな日常 (創元推理文庫)

>>続きを読む "ぼくのミステリな日常/若竹七海レビュー"
: : : :
: 切れない糸/坂木司 ミニレビュー
: 配達あかずきん/大崎梢 ミニレビュー
: モノレールねこ/加納朋子 ミニレビュー

空飛ぶ馬/北村薫一文レビュー

入り組んだ胡桃の殻の中にも入れそうなほどに縮み、それでも懸命にか弱い羽根を動かしていた。

この一冊が北村薫のデビュー作と知ったときは、「マジ!?」と声を上げた記憶があります。それは隅々まで空気が存在する完成された世界がそこに書かれていたからで、デビュー作というよりは寧ろ、代々受け継がれてきた家庭料理が出せる、安心しておいしいと言える味わいを感じさせる、どちらかというと老成したような(失礼かな)作品だったからです。

空飛ぶ馬 (創元推理文庫―現代日本推理小説叢書)

>>続きを読む "空飛ぶ馬/北村薫一文レビュー"
: : : :
: 切れない糸/坂木司 ミニレビュー
: 配達あかずきん/大崎梢 ミニレビュー
: モノレールねこ/加納朋子 ミニレビュー

検索

1/18RC クレーントラック

B000XJD2ZS

ユーザーツール

RSS icon アイコン spacer ATOM icon アイコン spacer iPhone icon アイコン
あとで読む
Add to Google
FriendFeed で共有
My Yahoo!に追加
Yahoo!ブックマークに登録
あわせて読みたいブログパーツ

Sizenoteのお薦め/2008年-Top10

ブログパーツ

Sizenoteさんの読書メーター

Sizenoteの今読んでる本

Sizenoteの最近読んだ本

AD-L3

管理用ツール

フィードメーター - Sizenote -サイズノート
track feed
ブログランキング・にほんブログ村へ
ブログランキング【くつろぐ】
blogranking
blogranking
blogram投票ボタン

Powerd by

タグクラウド

Profile

プロフィル spacer Sizenote spacer iPhone
spacer
RSS
spacer
ATOM
設計事務所勤務の活字中毒。
本ばっかりじゃなく、建築ネタも増量予定。
>>読書メーター
>>YouTubeチャンネル
アドレス


こんな本を読んできました@ブクログ

お薦めミステリ

AD-R2

Sizenote's YouTube Selection


YouTubeチャンネルを開設しています。上は首都高のプレイリスト
工場や東京、技術などのテーマに沿った動画を集めています。
>>>>>>>>>>more Sizenote Selection

首都高速道路 Metropolitan Expressway [DVD] 首都高Night-View(ナイトビュー) [DVD]
ジャンクション