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| 「兎と亀か」
安定感のある有栖川有栖の中編集ですが、残念ながら少し物足りない感じです。
得意のロジックは健在だし、伏線や人物の描き方もそつがない。
ただ中編というのが災いしているのか、大きな物語がありません。
ミステリとしては可ですが、それ以上のものがないので、読み物としてはいまいちでした。強いて挙げるなら動機がポイントになっている「地下室の処刑」が一番でしょうか。
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>>有栖川有栖@Amazon
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| この島の中に間違いなく犯人はいる。
「月光ゲーム」に続いて江神部長シリーズ再読。
モアイパズル、真犯人を意外にもちゃんと覚えていたことにびっくり。
江神部長の推理にはツッコミどころが満載で、3部作の中では中だるみ気味の2作目。
記憶の中では次の「双頭の悪魔」が一番面白かった気がするけど、どうだったろうか?
後で読んで確かめてみるつもり。
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>>有栖川有栖@Amazon
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| 「十角館の殺人」に続き、こちらも15年ぶりの再読。
デビュー作とは言え何度も改稿を重ねているためか、本筋以外の文章も楽しめる。
まだ多少のロジックに弱いところがあるけど、本格の本流とも言える作者だけに緻密な推理が展開される様は、もやもやが晴れていく爽快感がある。
殺人事件が社会的にどう処理されたのか曖昧にしているラストも、後味を良くする巧みな割愛。
"淡くて切ない夏の思い出"的な読後感が心地良い。
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>>有栖川有栖@Amazon
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| 作者本人が言っている通り、旅の詩情と孤独が溢れているミステリですね。
火村シリーズで作中人物の有栖川が時折見せる、夢想やロマンへの憧憬が全面に出てきている感じでしょうか。
ロジカルな部分を中途で放っているけど、その半端な感じが、ラストの狂気をうまく煽っているのでこれはこれでありだと思います。
ミステリではなく、読み物として○。
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>>有栖川有栖@Amazon
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| さすが有栖川という感じの完成度の高いミステリ短編集。
短編ミステリの場合、短さゆえに可能性を絞り込ませるのが難しいのだけれど、どの作品もうまいことデータが積み上げられて、犯人当てに至っています。
有栖川作品はロジックの完成度が高いので安心して読めますね。
論文並みの解説もミステリ好きには見逃せない。
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>>有栖川有栖@Amazon
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